高齢犬の飼い主さん「うちの愛犬は高齢犬なんだけど、昔と違ってだんだん食が細くなってきちゃって…。食べなれたフードに何かひと工夫してあげたいんだけど、いい方法はないかな?毎日のことなので、できればあまり時間をかけずに簡単にできることがあれば、愛犬のためにしてあげたいんだけど…。」
そうお考えの飼い主さんに向けて、うちの空の今月の食事内容を、前半・後半に分けてお伝えします。今回の前半記事は、主にドッグフードに関する記事です。
私は、完全手作り食を毎日続ける自信はないけど、獣医師監修の書籍なども参考にしながら、いつものドッグフードに手作りトッピングを加えています。
愛犬にはできるだけ元気で長生きしてもらいたいし、色々な味を楽しんでもらいたいから、高齢犬になった空の食事を日々模索しています。なぜなら、たったひとつの「これが正解!」というものはないし、たとえ今はそれが正解に近いと思えても、これからもずっとそれでいいとは限らないと思っているからです。
同じように、高齢になった愛犬の食事内容をよりよくしてあげたい飼い主さんの、ほんの少しでも お役にたてれば嬉しいです(#^^#)
Contents
1. トッピングの加え方を以前とは少し変えました。その方法とは?
以前は、ただ適当に細かく切って、お湯でふやかしたドッグフードに混ぜていましたが、今はトッピングをさらに細かくすりつぶして与えています。
2. これからは「すり鉢」と「すりこぎ」で完全に細かくすりつぶそうと思った理由
他のワンちゃんたちも同じかどうかわからないですが、うちの空は、直接人間の手から与えたおやつなどはよく噛んで食べるのですが、お皿に入った食べ物は、ほぼ噛まずに一気に食べてしまいます。寝る前などにお腹を見ると、腸が激しく動いていたり、ゴロゴロなっているときがありました。腸がものすごくがんばって、負担がかかっているのでは?と心配になってきたので、消化を良くするためにすりつぶすことにしました。
3. どんなドッグフードを与えているの?【高齢犬のトイプードル】
2.粒の形が新しくなりました!! 【国産 ドッグフード】 無添加 安全 smiley (スマイリー) まぐろ deli 600g
3.粒の形が新しくなりました!! 【国産 ドッグフード】 無添加 安全 smiley (スマイリー) ポーク deli 600g
4.ペットカインド トライプドライ グリーンビーフトライプ 907g
5.ペットカインド トライプドライ グリーントライプ&ワイルドサーモン 907g
1.は約4年前からずっと与え続けているドッグフードですが、他も試してみたかったので上の画像の 1~5まで、ここ数ヶ月で全て与えてみました。 いつもお湯でふやかしてから、手作りのトッピングを加えて与えています。
愛犬の嗜好性からみると、どれも食いつきはよかったです。いつも速攻完食ですが、うちの空に関していえば、食器から自分で食べるものは、いつもほとんど噛まずに一気に食べてしまうので、事前にお湯で十分にふやかしてあげる必要があります。
ここで問題になったのが、ドッグフードの「吸水性」でした。今回初めて与えてみた、1.以外の全てのドッグフードは、吸水にかなりの時間がかかりました。沸騰させたお湯をかけて、お皿にラップをかけてふやかしていますが、20分以上経過してもフードの中心まで吸水することはありませんでした。
2の「まぐろdeli」 と3の「ポークdeli」に関しては、小粒タイプでしたので、中心までふやけてなくても大丈夫かな、と思って与えていました。与える間隔は3日(6食)に1回くらいの割合です。たまに、違うフードを与えるといった感じにしたかったのです。それで何の問題もないように見えました。
ところが連続して与えた時に、嘔吐してしまいました。しかも大量に…。きっとフードの密度が濃くて、なかなか吸水しなかったのが原因で、消化不良を起こしたのだと思います。(空の場合は噛まずに飲み込んでしまうので…)
確かに、同じ量でも重さが違いました。下の画像は、左が残り550g入っていて、右は未開封500gです。厳密には見た目だけで単純に比較はできないとは思いますが、それでも右の方が量は2倍に見えても重さはほぼ同じ(それ以下)だったのです。
たとえ、高級なドッグフードであっても。、愛犬の食べ方を観察したり、お腹の調子を見ることで、それが愛犬に合ったフードかどうかが見えてくると思いました。
4と5のフードに関しては、いつもの1.のフードより大粒で、しかもなかなか吸水もしなかったです。中心までふやけていない状態でしたが、まあ大丈夫かな~と思い、連続して与えていましたが、こちらはなぜか嘔吐することは1度もなかったです。やはりフードの硬さや成分の密度が関係しているのかもしれない、と思いました。
4. ここ数か月間に愛犬に与えた食事について考察してみました
・高齢犬のドッグフードの与え方について
メーカーさんは、もともとドライフードをふやかして与える前提で製造していないはずなので、実際に買ってみないとわからないことですが、うちの愛犬の場合はお湯をかけて芯までふやかすことができるかどうかが、ドライフード選びの重要なポイントの一つとなりました。
高齢犬用のウエットフードを選ぶという選択肢もありますが、一食にそれだけを食べさせないので、残りの保存期間など気になることがあって、今の考えとしてはこれからも画像の1と4と5のドライフードを利用させていただこうかと思っています。
2と3に関しては、和風だしの香りで、とてもおいしそうなので、小粒をさらに砕いてふやかすか、または煮込んでみようかな思っています。
・高齢犬の手づくりごはん(トッピング)の与え方について
うちの愛犬は、歯が丈夫で固いおやつでもバリバリとよく噛んで食べるのに、一旦お皿に入った食べ物は、ほとんど噛まずに食べるので、適当に細かくするだけでなく、 これからは魚肉や野菜は完全にすりつぶして与えることにしました。
ただ、食感も味わってもらいたいので、今はまだミキサー食のようにはせず、お肉はお肉、野菜は野菜として味わえるように工夫したいと思います。
5. この記事のつづき【後編】について
はじめに、愛犬「空」がお知らせしている通り、2020年7月の1ヶ月間の食事内容を、画像つきで材料と簡単なレシピをご紹介します。繰り返しになりますが、うちの空に与える食事は、ドッグフードに手づくりトッピングを加えたものとなります。割合は、ほぼ1:1です。
大量の画像の公開となりますが、あとは編集するだけの状態なので、近いうちに後編アップできると思います。ご覧いただけるとうれしいです。