狂犬病予防接種を受けてきました。義務なので受けていますが、シニア犬にも一生涯毎年必要なのかと思いつつ…。そもそも、人に感染させないために、犬に予防させるものですが、この制度は放し飼いが多かった昭和20年代から始まって、60年以上経過した今でも、そのまま続いています。病気の犬や、妊娠中の母犬などは免除対象ではありますが。
日本では50年以上発症しておらず、室内飼い主流の現代には、そぐわなくなっているのでは、と思っているのは犬を飼っている人の中でも少数派なんでしょうか?
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1. 狂犬病予防接種した日の夜、嘔吐しました
その日は午前中に動物病院で、狂犬病予防接種とフィラリアのお薬をいただきました。今日は注射をしたので、フィラリアのお薬は、明日与えてくださいとのことでした。
朝ごはんを食べさせてから動物病院に行き、お散歩は軽めにしておきました。 晩ごはんはいつも通り与えましたが、食後2時間後くらいに部屋の中を無駄にウロウロと歩きだしたのです。様子がおかしいなあと思ってトイレシートで受ける準備をしながらうちのだいついて回っていたら、少量ですが やはり嘔吐しました。
食事が原因なのか、予防接種が原因なのかわかりませんが、最近はずーっと嘔吐も下痢もなかったので、このタイミングで嘔吐されると、狂犬病予防接種の副作用を疑ってしまいます。しかも今まで予防接種の当日に嘔吐したことはなかったと思うので、犬の年齢が関係しているのかも?と心配になりました。
2. 感染経路と狂犬病予防接種率
狂犬病ウイルスを保有する犬や猫だけでなく、コウモリを含む野生動物などから感染することはわかっています。 犬だけでなく猫も噛みますし、猫は放し飼いが多いのにもかかわらず予防接種義務がないのは、なぜでしょうか?なんだか腑に落ちません。
厚生労働省の統計によると、平成30年度は沖縄で約50%、日本全体で約30%が狂犬病ワクチンを打っていないそうです。打っていない率がこんなに多くても50年以上日本では発生していないのに、一律で飼い犬にワクチンを打つ意味って…。
3. うちの大事な空は今年もワクチン打ちました
一律に接種させることを未来永劫つづけることで、多大な恩恵を受け続ける業界や団体があるのも事実でしょうが、もうそろそろこの制度も見直してもいいのではないでしょうか?
当時の状況からは一変しているのに、毎年お決まりの、60年前から変わっていないこの制度。わかりやすく例えるなら、先日解除になった、新型コロナウイルスによる「緊急事態宣言」が続いているようなものです。状況に応じて「緩和」や「解除」にしてもらいたいものです。
例えば、「過去5年間、狂犬病発生件数0件のため、当面は2年に1度の接種とします。」(ヨーロッパでは2年に1度の接種らしいです)とか、「予防接種の代わりに抗体検査を行い、検査結果を見て必要なら狂犬病予防接種を行うなど、人間の都合だけでなく、犬の体のことも考えてもらいたいです。ただ、二重に費用がかかるのでは、抗体検査を行うことを躊躇する飼い主さんも出てくると思うので、いづれの場合でも、かかる費用は同じとして頂くことで、接種率(又は抗体検査率)も上がると思うのですが…。
時代と共に、飼い犬にとっても人間にとってもベストな方向に変化していくことを願っています。
4. ついでにフィラリアの検査とお薬をもらいました
血液検査の結果は、陰性でした。よかった~。一安心です。お薬は、匂ってみたけど味は想像できませんでした。でもおやつだと思ったようで、喜んで食べてくれました。月1回の投薬で、しっかり予防です。
5. 動物病院でうれしい出会いがありました
フィラリア予防と狂犬病予防、後者に関しては消化できない思いを抱えての病院訪問でしたが、それ以外のことで、うれしいことがありました。それは、私が制作販売している犬のステッカーを貼ったワゴン車を、動物病院の駐車場で見つけたことです。
「これって、もしかして!」という思いで近づいて見ましたが、やっぱりそうでした。5秒くらい立ち止まってニヤニヤしながら見ていましたが、ふと見ると、車の中に人がいたので、あわてて病院の中に入りました。(←ただの不審者ですね!)
あとで、ワンちゃんと一緒に待合室に入ってこられたのですが、どなたなのか全く知る由もないですが、たぶん購入者さまと、そのステッカーの犬種のワンちゃんとお会いすることができて、本当にうれしかったです。
もちろん、私が制作者だってことは、内緒にしておきましたよ☆