愛犬は本当に我が子なの？【シニア犬☆トイプードルの空】

シニア犬となった愛犬と暮らして12年が経ちますが、最近とても大切なことに気付きました。なんとなく前からわかっていたつもりだったけど、最近「あ、そういう事だったんだ。」と思えるようになりました。

私は最期までこの気づきを忘れずに、愛犬との時間を過ごそうと思ったので、忘れないように今回記事にしました。

1. 突然、降ってきた想い

愛犬を表現する時、「うちの子」「我が子」「家族」など、たくさんの表現方法があると思うのですが、それぞれのご家庭で何かきっかけがあってうちの子になったと思います。

ペットショップから購入してうちの子になったり、他人から譲ってもらってうちの子になったり、保護団体などから引き取ってうちの子になったり、色んないきさつでうちの子になったと思います。

その日は、私のメンタルが落ちていたのか、それとも普段より精神が研ぎ澄まされていたのか、どちらかわかりませんが、急に空に対して「当たり前のように、うちの犬って思うのなんだかなぁ・・・」という思いが込み上げてきたのです。

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2. その翌日、立て続けに目にした犬の悲しいニュースや記事

・若いシェパードがサロンで虐待され・・・

朝のテレビ番組で、北九州市のトリミングサロンで、1歳未満のシェパードがシャンプー中に虐待されて死亡した話を知りました。トリマーを育成する学校併設のサロンにも関わらず、シャンプー中にしつけと称して経営者が直接介入し、このような事件が起こりました。

予期しない形で突然愛犬を奪われた飼い主さんの言葉を聞いて、こんなこともあるのかと、いたたまれない気持ちになりました。

・亡くなった犬と一緒に・・・

たまたま目にしたTwitterで、愛犬を亡くしたばかりの飼い主さんが、どうしたらいいのでしょうか？とのつぶやきに対するコメントの一つに「私はいつも犬と寝ていたので、亡くなった日の晩はいつも通り犬と一緒に寝ました。」というのがあって、私にもいつかそれと同じ日が来ると思いました。私にもそれ以外の方法が思いつかないから。

・介護中と介護後の飼い主の心の葛藤

老犬介護中の飼い主さんが、仕事を辞めて介護したいが、やっと手に入れた職を手放すべきか悩んでいる最中に老犬が亡くなってしまい、犬を介護中の心の葛藤と、亡くなった後の心の状態が詳しく書かれていました。

その記事を読んだ数名の方の返信を読むうちに、これも近い将来の自分のこととして思えてきました。

どうして今日は、こういう話ばかり目にしてしまったんだろう・・・。愛犬の死を意識してしまう話ばかりで、私にとって何か意味があるんだろうか？など思ってしまいましたが、本当はそんなこと考えたくありません。

でも生きている限り、死に向かっていることは確かなこと。だったら逆に、死をいつも頭の片隅で意識するようにすれば、残りの時間をもっと大切に過ごせるようになるんじゃないかなぁと思いました。

3. 本当にお借りしているだけだとしたら、最期っていうのは・・・

もちろん、空も現実では大切な「うちの子」です。でも本当の意味では、天からお借りしているだけだと思えてきたのです。ということは、期日がきたらお返ししなくてはいけないっていうことですね。

いつかタイムリミットが来た時、「今日まで空と楽しい時間を過ごさせてもらってありがとうございました。」と穏やかに心の中でつぶやいて、空を天にお返しできるようになりたいと思います。

空が天寿を全うし、天にお返しする日まで、この思いを忘れないようにしたいと思います。

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