香港で、新型コロナウイルスに感染した人のペット犬に、新型コロナウイルスの弱い陽性反応が出たそうです。香港政府は感染者のペットに14日間の隔離を講じたと発表がありました。私たちは、愛犬をどう守っていけばいいの?WSAVA(World Small Animal Veterinary Association)による「新型コロナウイルスと伴侶動物についてのガイドライン」を読んだ上で、考察してみました。
※WSAVAによる新型コロナウイルにと伴侶動物についてのガイドラインを参考にしました。
Contents
1. WSAVAが推奨していること
- 十分に衛生状態を保てる限りは飼っている伴侶動物と一緒にいること
- 猫は室内にとどめておくこと
- もし家族や友人で入院している者がいる場合は動物を預けに出すこと
- 不安がある場合は速やかに獣医師に相談すること
2. WSAVAが警戒していること
現時点では、伴侶動物などが新型コロナウイルスに罹患することや、人へ感染を起こすという根拠がないことを確認している一方で、「急激な展開を見せる」ことを警戒している。
3. WSAVAが懸念していること
伴侶動物がウイルスを伝搬することを恐れた飼い主によって遺棄または殺処分されてしまうという動物福祉上の問題を懸念している。このような処置が必要となる根拠ななく、「飼い主も動物も安全に過ごしてほしい。」と述べている。
4. お散歩に行く前の準備【空の場合】
お散歩中に、毛にウイルスなどが付着するのを防ぐ意味でも、服を着せています。完全防御は無理でも、Tシャツなどを着せることで、多少の効果はあると思っています。今はまだ寒いので、ふつうに服は着せますが、温かくなってきても、薄手のTシャツなどを着せたいと思います。
5. お散歩の時に気をつけたいこと【空の場合】
通行人や、お散歩中のワンちゃんに会わないようにしています。その他、地面クンクンしそうになったら、リードをクイッと引っ張って歩かせています。
6. お散歩から帰ってきたら【空の場合】
まず服を脱がせ、洗面所に直行です。服で覆われていなかった部分を固く絞ったタオルで拭きます。その後、手先足先をお湯できれいに洗います。
7. 最後に「一番大切なこと」
家族間で感染してしまうと、たとえ愛犬には感染しなかったとしても、愛犬は大変なことになってしまいます。一番大切なことは、飼い主が感染しないようにすることだと思うので、今は特に、うがいや手洗いはもちろんのこと、栄養と睡眠をたっぷりとるように心がけています。
一日も早く、この非常事態が終息に向かうことを願っています。